ノンメタルジルコニアコーヌス義歯
皆さんは、コーヌス義歯ってご存知でしょうか?
コーヌス(Konus)というのはドイツ語で円錐という意味です。コーヌス義歯とは、円錐形をしたコーヌス内冠を支台歯に装着し、それに義歯の外冠を茶筒のように合わせる手法を採り入れたものです。
1980年代に日本でも急速に拡がりましたが、その後インプラントの普及により、製作工程が煩雑で、難易度の高いコーヌス義歯の症例は減少していきました。
今はインプラント一辺倒だった時代の反省から、天然歯保存の重要性を説くセミナーや、自家歯牙移植、根管治療のコースが人気です。またRPD;患者可撤式義歯も、今の新しい材料や技法を採り入れ、メタルフリーによる審美と機能の両立が図られるようになってきました。
私どもがこのノンメタルジルコニアコーヌス義歯を採用して、早もう10年以上が経過いたします。
今年はこの術者にとって製作が簡単で、幅広い適応症をもつ私共の手法を、セッションを通じ多くの皆さんにご供覧いただきたく準備を進めております。
ご興味のある方は、是非!!
私の母とコーヌス義歯の物語はこちらから。
https://www.facebook.com/hiroshi.sakita/posts/1845835675487677
※この記事は主として医療従事者向けのインフォメーションとなります。
※これらすべての臨床写真はこのような保存治療の普及のため、患者さんに掲出の同意を得ております。