妊婦さんの歯の治療

妊婦さんでしたが、ご出産までにどうしても治療しておきたいとのご希望でした。
出来るだけご自身とお腹の中のお子さんにご負担がかからないように最大限配慮した施術を行いました。






反対側の親知らずを歯が抜けた奥歯の部分に移植し、現時点で一年と4か月目(2022年11月時点)が無事経過しております。
採用したドナー歯は、とても複雑な形態をしており、治療後に患者さんができるだけご自身で歯磨きなどお手入れがしやすい手法を採用しております。
*BTA(Biological Tissue Adaptation)テクニック®)
心配だった根分岐部歯周組織のシーリングも大変タイトで、良好な状態を維持していただいております。(写真のプロービング時はセラミックス冠装着前プロビジョナルです。)
患者さんは、奥歯で固いものなどなんでもお食事が安心してとれるようになったと大変喜んでいただきました。
まだまだこれからの症例ですが、またこの場で皆さんに良好な経過をお示しさせていただけますよう、努めてまいります。
※この記事は主として医療従事者向けのインフォメーションとなります。
※これらすべての臨床写真はこのような保存治療の普及のため、患者さんに掲出の同意を得ております。