手前の犬歯が助けを求めています!
金属のバネ式義歯が装着され、そのバネがかかっている犬歯に負担が集中、根周囲の骨が溶けてぐらつき瀕死の状態です。
このまま放っておくと、大事な前歯が次々と抜け落ち、早晩総入れ歯になってしまいます。
残念ながらこの患者さんには移植するための適切なドナー歯がありません。
じっくり多くの選択肢の中からご相談の上、できるだけ低侵襲にジルコニアボーンレベルインプラントを埋入、その後純正のPEEK製マトリックスを適用したIODに改変することとなりました。
埋入の角度設定がかなり厳しいため、ジルコニアサージカルドリル用ガイドプレートをやはりオリジナルなジルコニア製ガイドスリーブを用い作製していただきました。
救歯臨床のためのメタルフリージルコニアインプラント。
少しでも患者さんの安心とその先の笑顔に繋げられますように。
知恵を凝らし、全力を尽くして参ります!
単に末期的に見える歯を抜かずに救うだけでなく、見た目に美しくまたしっかり美味しいお食事が安心してとれるように。
審美と機能のバランスを重視した救歯臨床を日々心掛けています。
クリニックの詳細はお気軽にお問合せくださいませ!院長先田が直接お応えさせていただいております。
※この記事は主として医療従事者向けのインフォメーションとなります。
※これらすべての臨床写真はこのような保存治療の普及のため、患者さんに掲出の同意を得ております。