MTAセメントは短い歯根を長くできるのか?
東京の開業医の先生からご紹介いただいた患者さんで、新幹線に乗って定期健診にお越しいただきました。
末期的にしか見えない重症の歯根破折でしたが、治療後無事2年と3か月、抜かないといけないと諦めていた歯が残せただけでなく、見た目に自然で硬いものでも不安なく食べられるようになったと大変喜んでいただきました。
レントゲンでは歯根から充填されたMTAセメントに向かってしっかりと白線が!
これがどれだけ咬合支持に寄与しているかはわかりませんが、少なくとも周囲の硬組織と馴染んでいることがうかがえます。
まだまだこれからの症例ですが、またこの場で皆さんに良好な経過をお示しさせていただけますよう、努めてまいります。
※この記事は主として医療従事者向けのインフォメーションとなります。
※これらすべての臨床写真はこのような保存治療の普及のため、患者さんに掲出の同意を得ております。