歯とからだに優しい材料と薬剤
歯に詰める材料や消毒に用いる薬剤、機器なども
歯とからだに優しい(生体親和性の高い)ものを選択します。
修復物に関して
メタルフリー(ノンメタル)という言葉の通り、治療に使う修復物に金属を使わない歯科治療を実践しています。日本で歯科治療というと歯型を採って銀歯(インレーやクラウン)を詰めるといったものがなじみ深いですが、私たちは「歯とからだにやさしい」歯科治療を追求した結果として、メタルフリー(ノンメタル)に到達しました。
素材には大きく3つのバリエーションがあります。虫歯を最小限に削ったあと小さく詰めるレジン。歯根の補強にレジンと組み合わせて使用するグラスファイバー。そして外側のかぶせや詰め物にはセラミックを治療に用いています。
マイクロハイブリッドレジン
審美性に優れた歯科充填用コンポジットレジン
グラスファイバーポスト
光ファイバーを用いた i-TFC system
オールセラミック
症例に合わせ、最も適したシステムで製作されます。
その他使用材料や機器について
ナチュラルクリニック大阪では修復物以外の材料でも、患者さんのお口の中で使用するものすべてにおいて、生体適合性を追求しております。
またホルマリンなど今まで根の消毒に使われてきた消毒剤の中には、健全な組織にも害のある成分が含まれています。 私たちはこのような生体にとって好ましくない薬剤は極力使用せず、オゾンによる殺菌システムを導入するなど患者さんの負担軽減を第一に考えています。
オゾンによる殺菌システムについて
今オゾンがいろいろなところで消毒や殺菌に使われ始めています。オリンピックプールや水道水、野菜や果実などの生鮮食料品などもそうです。その殺菌力は細菌に対しては塩素の7倍、バクテリアに対しては600倍もの高いレベルを発揮し、AIDS ウイルス、MRSAにいたるまで無菌化します。
オゾンによる殺菌システムはオゾンの作用により20秒でおよそ 99,9%のバクテリアを死滅させ、自然な歯の再石灰化を促す機器です。特に難治性の根管治療においては、象牙質内の細かな管の内部にまで細菌が侵入していたり、根の外側にまでバクテリアの膜が張り付いており、従来の薬剤を用いる消毒だけでは無菌化することは不可能でした。
オゾンによる殺菌システムはオゾンガスやオゾン含有アルカリイオン水としてそういった細かな部分にまで浸透させることができその高い殺菌効果が期待できます。 今まで10年以上にわたり世界中で数千万人の方がこのオゾンによる殺菌システムによる治療を受けておられますが2018年時点、副作用報告ありません。
注)一部マスコミなどで『まったく歯を削らなくて済む、麻酔も不要』といった魔法の機器のような紹介がされていますがこれは誤解を招く表現です。 私たちは従来までのしっかりとした虫歯治療や根管治療を行った上でこのオゾンによる殺菌システムを活用しております。萌えたばかりの永久歯の初期虫歯以外であれば、歯を削ることはもちろん、麻酔が必要になることもあります。