ナチュラルクリニック大阪の衛生管理ならびに新型コロナウィルス感染症(COVID-19)予防対策について
ナチュラルクリニックOSAKAでは、CDCとよばれるアメリカ疾病管理予防センター(Centers for Disease Control and Prevention,CDC)の感染管理のための「歯科医療における感染管理のためのガイドライン*」に則った標準的感染予防策を実践しています。本ガイドラインは従来の標準感染予防策に加えて、感染経路(空気感染・飛沫感染・接触感染)別予防策が強化されています。これは感染されていても自覚症状のない方がおられ、必ずしも自己申告されるとは限らないためです。
また新型コロナウイルスの感染症(COVID-19)の拡大を踏まえ、院内感染予防、特に歯科治療時の「飛沫感染」と「接触感染」に対して、追加の感染予防対策を行なっています。
※2003年12月19日発行 米国公衆衛生週報(MMWR)
標準的感染予防策として従来より実施していること
標準的感染予防策として従来より実施していること
- ■ 完全予約制かつ完全個室診療で、患者さんの安全を確保します。
*最も危険な飛沫感染や交差感染を防ぐ基本的対策です。 - ■ 術者やアシスタントのマスク・医療用ゴム手袋・ゴーグルの着用と患者さんごとの交換を実施しています。
*さらに患者さんから離れ部屋を移動する場合は、その度ごとに交換します。 - ■ 患者さんのエプロン・コップは使い捨てを使用しています。
*常に新しく清潔なものを使用し患者さんごとに廃棄します。 - ■ フェイスタオル(布製)はすべて患者さんごとに高圧蒸気滅菌機により滅菌された清潔なものを使用しています。
*光透過率の高い紙製では常時使用するマイクロスコープの照射により、患者さんの目に幻惑の可能性があるため、厚みのある布製を使用します。 - ■ 治療器具はドリル等のハンドピースを含め、患者さんごとに交換し消毒・滅菌したものを使用しています。
*歯を削る切削器具や根管治療に用いる小さな器具に至るまで、すべて患者さんごとに滅菌します。 - ■ 口腔外バキュームを使用しています。
*治療中の飛沫感染を防止する目的で、口腔外から強力に吸引します。 - ■ 診療台(患者さんの座られるチェアー)等の消毒液による清拭を行っています。
*ウイルスに効果的な消毒用エタノールによって毎回隅々まで丁寧に行います。 - ■ 術者やアシスタントが触れる箇所は感染防御のためのバリアを施し、患者さんごとに破棄、交換を行っています。
*診療テーブル、バキュームホースの蛇腹などウィルスが付着しやすい箇所は、すべてビニール製のバリアフィルムやバリアスリーブにて保護します。 - ■ 各個室診療室内で抗ウィルス空気清浄機を使用しています。
*浮遊菌ウイルス対策は各診療室ごとで完結、隣接する個室への飛沫感染を防止します。 - ■ 歯科治療で使用する水は水消毒システムにより除菌されたものを使用しています。
*口腔内の治療に用いる水もすべて過酸化水素系の除菌水を使用、安心して治療を受けていただけます。 - ■ 診療室からスタッフルームへ入退室時に着衣への消毒用アルコールにて除菌、不活化を実施しています。
*印象材や咬合採得材など、患者さんの口腔内から撤去したものすべての除菌、不活化を徹底しています。 - ■ ラバーダム防湿法を行っています。
*「歯科医療における感染管理のためのガイドライン」では感染予防策として有効であると奨められています。治療中の唾液や血液の飛沫を防ぐ意味でも効果的です。
新型コロナウイルス対策として追加で行っている感染予防対策
新型コロナウイルス対策として追加で行っている感染予防対策
- ■ 入り口、待合室への消毒液の設置。
- ■ 1時間ごとに患者さんが触れられるドアノブ・待合室椅子・化粧室など共用部分を抗ウィルス作用エタノールスプレーにて消毒とチェックリストによる管理。
- ■ 受付対応時や治療のご説明時を含む、スタッフ全員のマスク常時着用。
- ■ すべての患者さんへ診療室入室直後、抗ウィルス作用のある含嗽剤(ポピドンヨードなど)によるうがいの勧奨による感染因子の減少対策。
- ■ 全スタッフへの出勤前検温の徹底。発熱時欠勤の実施。
[2020年5月8日] 口腔外バキュームの追加
- ■ 従来診療室内のみとなっていた口腔外バキュームをメンテナンス室にも設置しました。これにより歯科衛生士によるメンテナンス時にも飛沫・エアロゾルの飛散を抑制します。
[2020年6月8日] 医療用空気浄化装置を設置
- ■ 各診療室および待合室に天井埋め込み型医療用空気浄化装置(ウイルス対応3層フィルター搭載)を設置いたしました。 一台で最大48畳の広さの空気を急速に換気することが可能な医 療用専用機をクリニックの隅々にまで5台設置することにより、 ウイルスや細菌、塵や埃の無い綺麗な空間にて治療やメンテナンスをお受け頂くことが可能となります。
患者さんへのお願い
患者さんへのお願い
当院受診の際にはマスクを着用するほか、手洗いや咳エチケット (咳やくしゃみをする際に、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖を使って、 口や鼻をおさえるなど)の徹底をお願いします。また以下のいずれかに該当する方は、帰国者・接触者相談センター※に御相談ください。
- ■ 風邪症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く方
- ■ 強いだるさや息苦しさがある方
なお現時点では新型コロナウイルス感染症以外の病気の方が圧倒的に多い状況であり、インフルエンザ等の心配があるときは通常通り、かかりつけ医等に御相談ください。
※大阪市 「新型コロナウイルス感染症について(電話相談含む)」
※厚生労働省 「新型コロナウイルスに関する帰国者・接触者相談センター」
ナチュラルクリニックOSAKA ではこれら感染予防対策の徹底を通し、これからも全ての患者さんに衛生的で安全な器具・器材で診療を行うことを約束します。ご理解とご協力をお願いいたします。
2020年3月
ナチュラルクリニックOSAKA
院長 先田 寛志